雑感(経営者の卵達への助言)-つれづれなるままに税理士 Vol.12-

今日は、経営者を志している方、経営者なりたての方へ3つのアドバイスをしたいと思います。

来た波に乗る!

ここでいう「波」とは、チャンスのことです。
皆さんは、「乗りたい波」にばかり目を向けていませんか?もちろん理想的なチャンスを待ちたい気持ちはよくわかります。しかし、令和という変化の激しい時代において、「自分にピッタリの波」が来るのを待っていては、何も始まりません。

多くの経営者は「その時」に備えて準備をしていますが、完璧な準備をしても、その波が一生来ないこともあります。
だからこそ、7割の準備で十分。来た波に、まずは乗ってみることです。準備万端を目指すあまり、チャンスを逃してしまうのは本末転倒です。

さらに重要なのは、「波が来ていることに気づくこと」です。これは五感を研ぎ澄ませていないと、見逃してしまいます。


五感を研ぎ澄ます

「五感を研ぎ澄ますって、どうすればいいの?」と思う方もいるかもしれません。その答えは、人と会うことです。

取引先の社長でも、社員でも、友人でも構いません。たまたま入った飲食店で隣に座った人でもいいのです。
大切なのは、そうした人たちと自然な雑談を交わすこと。そこから、時代の流れ、業界のトレンド、地域の変化など、いろいろな「気づき」を得ることができます。

感度の高い経営者は、雑談の中から時代の空気を感じ取っています。意識して行動すれば、あなたのアンテナも必ず磨かれていきます。


本を読む

最後のアドバイスは、「本を読むこと」です。

ビジネス書でも雑誌でも小説でも構いません。読書でしか得られない視点や思考の整理があります。
インターネット情報に触れることも大切ですが、深く考えられた文章や長いストーリーに触れることで、思考が深まり、自分自身の軸が整ってきます。(※読書については、以前の雑感でも触れていますので、よろしければそちらもご覧ください。)


まとめ

経営が思うようにいかないとき、不安に感じるときは、ぜひ以下の3つを実践してみてください。

  1. 自分の波を待たず、「来た波」に乗ること
  2. 人と会い、五感を研ぎ澄ますこと
  3. 本を読むこと

どれもすぐにできるシンプルなことですが、続けていくことで、きっと新しい「発見」があるはずです。

投稿者プロフィール

澁谷 正
澁谷 正