雑感(力愛不二)-つれづれなるままに税理士 Vol.4-
私には、メンターとお呼びしたい方が数名います。こちらが師と仰いでいるだけで、師は弟子とも思っていないかもしれませんが(涙)
本日は、そのメンター達のうちのお一人を紹介したいと思います。
私は、小学校6年~大学4年生まで、少林寺拳法の道場に通っていました。ちなみに段位は2段で、大学生の頃は別科・武道専門学校にも通っていました。
そのときのS先生の考え方が今の私の考え方の基礎にあります。それは、S先生の考え方というよりも少林寺拳法における数ある教えの中のひとつである『力愛不二』という教です。
「力愛不二」から学ぶ、専門家としての姿勢
――知識と知恵を両輪として――**
「力愛不二(りきあいふに)」という言葉があります。
本来、力と愛は一体であり、どちらかが欠けても意味をなさない――そんな教えです。
「愛のない力は暴力であり、力のない愛は無力である」とも言われます。
現代では拳を振るうことはないものの、人との関わりや仕事の向き合い方において、非常に深い示唆を持つ言葉だと感じています。
■ 税理士業に置き換えると「知識」と「知恵」
この力愛不二を、税理士の仕事に置き換えてみると
- 愛=知識
- 力=知恵
と解釈できるのではないかと思います。
すると、こう言い換えられます。
知識のない知恵は暴力であり、知恵のない知識は無力である。
税務・会計の世界にいると、この言葉は非常に重く感じます。
■ 知識のない知恵は“暴力”
税制や経済環境は年々変わり続けています。
しかし残念ながら、すべての税理士が常に最新の知識を保っているわけではありません。
また、年齢や環境によって情報更新が追いつかなくなることもあります。
その状態でクライアントにアドバイスをすれば、
結果的に誤った方向へ導き、経営を危うくする可能性があります。
それはまさに「暴力」とも言える行為です。
■ 知恵のない知識は“無力”
反対に、どれだけ多くの専門知識を持っていても、それを
- わかりやすく伝える力
- クライアントに合った判断に使い分ける力
- 実務に落とし込む応用力
といった「知恵」に変換できなければ、その知識は役に立ちません。
ただ情報を持っているだけでは、専門家としての価値は提供できません。
■ 力愛不二を胸に、これからも誠実に
力愛不二は、
知識(愛)と知恵(力)を両方磨き続けることの重要性
を改めて気づかせてくれる言葉です。
私はこの言葉を胸に、
- 日々の研鑽を怠らず
- 現場から知恵を積み上げ
- クライアントに愛情と情熱をもって向き合う
そんな税理士であり続けたいと考えています。
これからも知識と知恵の両輪で、クライアントの経営を力強く支えていけるよう努めてまいります。
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