雑感(力愛不二)-つれづれなるままに税理士 Vol.4-
私には、メンターとお呼びしたい方が数名います。こちらが師と仰いでいるだけで、師は弟子とも思っていないかもしれませんが(涙)
本日は、そのメンター達のうちのお一人を紹介したいと思います。
私は、小学校6年~大学4年生まで、少林寺拳法の道場に通っていました。ちなみに段位は2段で、大学生の頃は別科・武道専門学校にも通っていました。
そのときのS先生の考え方が今の私の考え方の基礎にあります。それは、S先生の考え方というよりも少林寺拳法における数ある教えの中のひとつである『力愛不二』という教です。
『力愛不二』とは【愛のない力は暴力であり、力のない愛は無力である】といったことだと記憶しています。もちろん、今は家でも外でも拳を使った喧嘩することはないです。せいぜい口喧嘩くらいです。
ではこの『力愛不二』を今の仕事に置き換えるとどうなるでしょうか。【愛】を【知識】に置き換えて、【力】を【知恵】に置き換えられるのかなと思います。『知識のない知恵は暴力で、知恵のない知識は無力である』となります。年々変化していく経済活動の波の中、知識が不足していてクライアントに接することは、クライアントを間違った道へ誘導し、会社経営を危うくさせることつまり暴力となります。また、いくら専門的な知識を持ち合わせていてもその知識を伝えるための知恵がなければ、それはただの自己満足で無力です。
この『力愛不二』という言葉を胸に、専門家として日々研鑽に励み、クライアントに愛情と情熱をもって税理士業を邁進していきたいと思います。