雑感(仕事ができるって)-つれづれなるままに税理士 Vol.3-
仕事ができるって
皆様の思う仕事ができる人ってどんな人でしょうか?一般的には、仕事のスピードが速い、正確である、商品を売り込む力がある、人をまとめるのが上手い等でしょうか。私もサラリーマン生活が長かったので、色々な上司、同僚、部下を見てきました。その中で私が思う仕事ができる人はというとそれは【信頼されている人】です。
では、信頼されるにはどうすればいいでしょうか?それは、【Noを言わない】ことです。貴方が、仮に部下のAさんから取引先に無理難題を受けているとの相談を受けたとします。内容的に、会社としては受けいれられないことです。皆様ならどうしますか?『A君、それはできないな(No)』と言いますか。それとも『A君、それは難しいが、この別の方法はどうだろうか?』と言いますか。大袈裟ですが、ここが運命の分かれ目です。無理なものを無理というのは誰にでもできます。その無理な話をかみ砕いて、この方法なら相手を満足させることができるのではないか?ということを提案できるかどうかが重要です。
『No』は、誰にでも簡単に言えることです。しかし、Noの数だけ信頼を失っていると私は思っています。Noをできるだけ言わないためには、常日頃から色々なことに興味を持ち、自分の引き出しの中に知識をため込みことが必要です。そういったことが日頃からできる人がNoを言わず提案をできる人です。
難しい場面に直面した時にはまずはNoといわず知識と経験をフル稼働させて対案を考えてみてください。きっとその先には信頼があるはずです。